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英語表現「more or less」の意味やニュアンス、使い方のコツを徹底解説

葉山 亮一 葉山 亮一 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
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英語の日常会話やビジネスシーンにおいて、「more or less」という表現に遭遇したことのある方は多いでしょう。直訳すると「より多く、あるいはより少なく」となりますが、実際のコミュニケーションでは「大体」「ほぼ」「多かれ少なかれ」といったニュアンスで広く使われています。しかし、単語の並びだけでは文脈によって意味合いが微妙に変化するため、正しく使いこなすには具体的な例文と他の類似表現との違いを押さえておくことが重要です。

本記事では、「more or less」の基本的な意味から具体的な使い方、類語である「almost」や「about」との明確なニュアンスの違いまで、実用的な視点から詳しく解説します。

「more or less」の基本的な意味とニュアンスの本質

moreorless意味

「more or less」は、日本語に訳す際にいくつかの表現に分かれますが、根本にあるニュアンスは「100%きっちりではないが、おおむねその状態である」「完全にではないが、多かれ少なかれそう言える」という曖昧さや大体の度合いを示す点にあります。この表現は、正確な数値を断定したくない時や、例外はあるものの全体としては事実であると述べたい時に非常に効果的です。

例えば、完璧な一致や絶対的な事実ではないことをあらかじめ示唆することで、会話のトーンを柔らかくする役割も持っています。ネイティブスピーカーは、白黒つけにくい状況や、大枠で話を進めたい場面でこのフレーズを好んで使用します。

「more or less」の具体的な使い方と例文集

実際の会話や文章の中で「more or less」がどのように使われるのか、代表的なパターンを例文とともに確認していきましょう。大きく分けて、数量や程度を表すケースと、全体的な評価を表すケースの2つの使い方があります。

1. 「大体」「ほぼ」という意味で数量や時間を表す場合
数値や時間、予算などが厳密ではないものの、それに近い状態であることを示します。
・例文:The project is more or less finished.(そのプロジェクトは、大体終わった。)
・例文:It cost more or less 10,000 yen.(それは大体1万¥くらいかかった。)

2. 「多かれ少なかれ」「ある程度は」という意味で状況を表す場合
物事の本質や傾向について、程度の差はあれど当てはまるというニュアンスを伝えます。
・例文:We are all, more or less, responsible for this issue.(私たちは多かれ少なかれ、この問題に対して責任がある。)
・例文:His story is more or less true.(彼の話は多かれ少なかれ本当だ。)

「almost」「about」との違いと使い分けのコツ

「大体」や「ほぼ」と聞くと、「almost」や「about」を連想する方も多いでしょう。それぞれの単語が持つニュアンスの違いを整理することで、状況に応じた適切な選択が可能になります。

表現 主な意味 ニュアンス・焦点を当てるポイント 使用例・シチュエーション
more or less おおむね、大体、多かれ少なかれ 例外や細かい変動はあるが、全体としてその状態であること。 完了度合いや、全体的な評価をぼかして伝える時。
almost ほとんど、もう少しで 目標や限界の寸前まで達している状態に強く焦点を当てる。 「ほとんど終わった」「もう少しで到着する」など、直前の状態。
about 約、だいたい 数値や時間、位置などの大まかな見積もりや目安を示す。 金額や時間、数量など、具体的な数字の前後を指す時。

表からもわかるように、「almost」が「あと少しで完全に達成する」という限界への近さを表すのに対し、「more or less」は「細かい部分の差異は置いておいて、大枠としてはそう言える」という全体論的な視点を含みます。また、「about」は主に数字の前に置いて概算を示す際に使われますが、「more or less」は数字だけでなく動詞や形容詞、状況そのものを修飾できる点が大きな違いです。

日本語の「多かれ少なかれ」「ほぼ」「だいたい」との対応関係

日本語に翻訳する際、「more or less」は文脈に応じて最適な日本語を選ぶ必要があります。文頭や文中で副詞句として機能するため、日本語の副詞のバリエーションと照らし合わせると理解がスムーズになります。

例えば、人々の感情や意見、影響力などについて語る場合は「多かれ少なかれ」という訳語が最も自然にフィットします。「誰もが多かれ少なかれストレスを抱えている」という文脈では、「We all have stress, more or less」のように文末に添える形も非常によく使われます。

一方、作業の進捗や物事の状態を表すときは「大体」「ほぼ」が適しています。「ほぼ準備ができた」を「more or less ready」と表現することで、「完璧ではないけれど、すぐに始められる状態だ」というニュアンスを正確に伝えることができます。

【more or less 意味】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:「more or less」を文末に置くことはできますか?
A1:はい、可能です。英語の会話では、文の最後に「, more or less」と付け加えることで、「まあ、そんなところかな」「だいたいね」といったニュアンスを気軽に追加することができます。

Q2:ビジネスメールやフォーマルな文書で使っても問題ありませんか?
A2:ビジネスでも問題なく使用できます。特に進捗報告などで「ほぼ完了している」と伝えたい場合に重宝しますが、契約書などの厳密な法的文書では曖昧さを避けるため、より正確な表現に言い換えることが推奨されます。

Q3:「more」と「less」が組み合わさっている理由は何ですか?直訳では意味が反対になりませんか?
A3:元々は「多くても少なくても(どちらにしても大差ない、およそそのくらいだ)」という比喩的な由来から来ており、時間や数量が上下する幅を含みつつ「トータルで見ればこの程度だ」という意味に発展しました。

「more or less」は、英語表現の幅を広げ、硬すぎない自然な会話や文章を作るために欠かせないフレーズです。「almost」や「about」との違いを意識し、文脈に応じて「大体」「おおむね」「多かれ少なかれ」を使い分けることで、よりネイティブに近い感覚で英語を操ることができます。日常会話やビジネスの現場で積極的に取り入れてみてください。

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葉山 亮一

国内外の映画祭を12年取材。作品の評価は配給公式のコメントと上映資料に基づき、個人の考察は事実と分けて記述します。

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