ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 復路箱根駅伝のスタート時間と時差・一斉スタートの仕組み、全5区間のコース特徴

復路箱根駅伝のスタート時間と時差・一斉スタートの仕組み、全5区間のコース特徴

葉山 亮一 葉山 亮一 • 更新: • 公開: • 読了約 7 分
目次

箱根駅伝の復路は、往路の順位をそのまま引き継いで再び大手町を目指す白熱の戦いです。例年1月3日に行われる復路は、往路とは異なる緊張感やドラマを生み出す独自のルールとコース特性を持っています。テレビ中継や沿道の応援でも特に注目度が高く、選手たちの戦略や駆け引きが勝負の行方を大きく左右します。

本記事では、復路箱根駅伝のスタート時間や時差・一斉スタートの仕組み、芦ノ湖から大手町までの6区・7区・8区・9区・10区それぞれのコース特徴や見どころを解説します。区間エントリーやシード権争いの行方まで詳しく紐解いていきましょう。

復路箱根駅伝の基本スケジュールとスタート時間の仕組み

復路箱根駅伝

箱根駅伝の復路は、毎年1月3日の朝8時00分にスタートします。往路のゴールテープを切った順位をそのまま反映させ、先頭の大学から順次出発する「時差スタート」が採用されているのが最大の特徴です。往路優勝校が号砲とともに飛び出し、2位以下の大学は往路のゴールタイム差分だけ遅れて芦ノ湖畔をスタートします。

この時差スタートがあるため、復路序盤は各校が単独走になりやすく、ペース配分や自分の走りに集中することが大切です。一方で、後続の選手にとっては前を走るランナーの背中が見えないプレッシャーや、逆に目標を定めて追い上げる難しさがあり、往路とは異なる心理戦が展開されます。

一斉スタートと繰り上げスタートのルール・条件を解説

復路のレース展開を大きく左右するのが「一斉スタート」と「繰り上げスタート」のルールです。これらはテレビ中継や現場の観戦において最もハラハラさせられる要素の一つとなっています。

トップの大学が通過してから往路優勝タイムとの差が一定時間(往路は10分以上、復路では通常20分以上など、大会規定の条件に基づく)を過ぎた場合、中継所で前のランナーの到着を待たずに次のランナーがスタートしなければならない「繰り上げスタート」が実施されます。これにより、本来のチームメイトからタスキをつなぐことができず、繰り上げ用の白いタスキを胸に走り出すという過酷な状況が生まれます。

また、往路のタイム差によって復路のスタート時にあらかじめ一斉スタートが適用されるケースもあり、選手のモチベーションやシード権争いに直結する重要なルールとして機能しています。

復路5区間(6区~10区)のコース特徴と勝負所

復路の舞台となる6区から10区までは、それぞれ全く異なる地形や役割を持っています。各区間の特徴を把握することで、レース観戦の解像度が飛躍的に高まります。

区間 距離 コースの特徴 主な見どころ・勝負所
6区 20.8km 芦ノ湖から小田原中継所まで一気に下る「山下り」 標高差約800mを下る過酷なコース。ブレーキや驚異的な区間新記録が生まれやすい。
7区 21.3km 小田原中継所から平塚中継所までの相模湾沿い 比較的平坦だが、冷たい海風や気温の変化が選手を苦しめる。中盤以降の粘りが鍵。
8区 21.4km 平塚中継所から戸塚中継所までの「遊行寺の坂」 終盤の急坂がランナーの脚力を奪う。シード権争いが本格化する魔の区間。
9区 23.1km 戸塚中継所から鶴見中継所までの「花の9区」 復路のエースが集まる最長区間。往年の名勝負を生んできた伝統の準エース区間。
10区 23.0km 鶴見中継所から大手町・読売新聞社前までのゴール 東京の大都市を抜け、歓声の中を駆け抜ける最終区間。感動のフィナーレ。

とりわけ6区の山下りは、下り坂特有の脚への負担が尋常ではなく、ここで大きく順位が入れ替わることが珍しくありません。また、8区の遊行寺の坂や、復路最長距離を誇る9区「花の9区」での実力者同士の競り合いも見逃せないポイントです。

区間エントリーの戦略と裏側のドラマ

箱根駅伝の勝敗を握る重要な要素が「区間エントリー」の駆け引きです。復路においても、監督たちがどのようなオーダーを組むかによってチームの運命が大きく変わります。

往路の結果を受けて、復路で逆転を狙うのか、あるいは確実にシード権を守り抜く安全策をとるのか。当日朝のメンバー変更(当日変更)を活用し、ライバルの目を欺くオーダーを組むことも各校の常套手段です。故障者の有無や調子の見極めなど、直前まで行われる緊密なミーティングと戦略の裏側には、選手とスタッフの知恵と執念が詰まっています。

シード権争いの行方と復路ならではのドラマ

優勝争いと並んで毎年熱い視線が注がれるのが「シード権争い(10位以内)」です。往路で出遅れた強豪校が復路で驚異的な追い上げを見せたり、中堅校が最後まで粘りに粘って悲願のシード権を掴み取ったりする姿は、多くの感動を呼びます。

復路では、繰り上げスタートを回避しながら必死に前を追うランナーの姿や、母校の誇りを胸に大手町のゴールへ飛び込む選手たちの表情に、箱根駅伝の真髄が集約されています。順位の変動が激しい復路ならではのドラマは、最後まで目を離すことができません。

【復路箱根駅伝】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:復路のスタート時間は何時ですか?
A1:例年1月3日の朝8時00分に芦ノ湖をスタートします。

Q2:時差スタートと一斉スタートの違いは何ですか?
A2:時差スタートは往路のゴールタイム差に基づいて順次出発する方式で、一斉スタートはタイム差が開きすぎた場合に複数の大学が同時にスタートする方式です。

Q3:シード権は何位までの大学に与えられますか?
A3:総合順位で上位10位に入った大学に、翌年の大会のシード権が与えられます。

復路箱根駅伝は、朝の芦ノ湖での時差スタートから始まり、過酷な山下りや各区間での激しい順位変動を経て、大手町のゴールへと続く壮大なストーリーです。ルールやコースごとの特徴を事前に把握しておくことで、選手たちの走りに込められた戦略や苦闘がより深く理解できるようになります。

1月3日の朝、テレビや沿道から熱い声援を送りながら、選手たちが紡ぎ出す数々のドラマを心ゆくまで堪能しましょう。

同じカテゴリの記事

葉山 亮一

国内外の映画祭を12年取材。作品の評価は配給公式のコメントと上映資料に基づき、個人の考察は事実と分けて記述します。

おすすめの関連記事